東京都で陶磁器・古陶磁器(骨董品)が展示されている美術館や博物館をまとめました。
東京都は国立博物館をはじめ、国宝を所有している美術館が多くあり、時間が足りないほど美術鑑賞ができます。
代表的な美術品もまとめておりますので、ぜひ参考にお出かけください。美術館デートにもおすすめです。
美術館は時期によって展示物が変わる他、臨時休業や営業時間の変更もございますので、公式ホームページを必ずご確認し訪館くださいませ。
その他地域、愛知・大阪・京都・福岡の美術館もまとめております。
目次
- 1 東京国立博物館(とうきょうこくりつはくぶつかん)
- 2 静嘉堂文庫美術館(せいかどうぶんこびじゅつかん)
- 3 三井記念美術館(みついきねんびじゅつかん)
- 4 根津美術館(ねづびじゅつかん)
- 5 出光美術館(いでみつびじゅつかん)
- 6 サントリー美術館
- 7 畠山記念館(はたけやまきねんかん)
- 8 泉屋博古館東京(せんおくはくこかんとうきょう)
- 9 五島美術館(ごとうびじゅつかん)
- 10 戸栗美術館(とぐりびじゅつかん)
- 11 早稲田大学會津八一記念博物館(わせだだいがくあいづやいちきねんかん)
- 12 松岡美術館(まつおかびじゅつかん)
- 13 日本民藝館(にほんみんげいかん)
- 14 家で楽しみたいならオンライン美術館もおすすめ
東京国立博物館(とうきょうこくりつはくぶつかん)
東京都台東区上野公園にある通称トーハクと呼ばれる日本最大規模の博物館です。
世界中の陶磁器だけでなく、絵画や彫刻、武器など様々なものを収蔵しており、1日で回りきれないほどです。
全ての美術品を合わせて国宝89件、重要文化財649件を含む蔵品の総数は約12万件にも及びます。
それに加え、特別展も年中開催されておりますので何度行っても楽しむことができます。
陶磁器は国宝こそないものの、日本・中国を中心とした重要文化財が20点以上あり、いつ行っても何かしらの陶磁器の名品を見ることができます。
収蔵数が多すぎるので、お目当てのものがある場合は展示されているかを確認して遊びに行ってください。
東京国立博物館おすすめの美術品
青磁茶碗 銘馬蝗絆(重要文化財)
日本に伝わる青磁茶碗では有名な品です。室町時代の将軍足利義政が所有し、ひび割れたため、中国にて鉄の鎹にて修理されたもので、その景色を蝗に見立てて「馬蝗絆」と名付けられました。
銹絵観鴎図角皿(重要文化財)
江戸時代を代表する画家である尾形光琳が弟である深省と合作をした名品。中国宋代の詩人黄山谷が鴎を眺めている図を光琳により軽妙な筆致で描かれています。
鼠志野鶺鴒文鉢(重要文化財)
志野焼は比較的多くの美術館で見ることができますが、ほとんどが茶碗で口径28.5cmもある大型の鉢をなかなかございません。
見込みに大きく模様も大変魅力的です。
須恵器 脚付長頸壺(重要文化財)
古墳時代から始まった日本古来の焼き物である須恵器。この品は三重県鳥羽市蟹穴古墳より出土したもので、和様化された奈良時代のものでの須恵器を代表する大作として、陶磁器の勉強になります。
灰被天目
灰被天目(はいかつぎてんもく)は天目茶碗の一種で、鉄釉の上に灰釉を二重がけした姿が灰を破ぶっているように見えることからそう呼ばれます。他の天目に比べると目を引く模様はありませんが、この質素な感じが侘茶にかなう茶碗として重宝されました。
住所:〒110-8712 東京都台東区上野公園13-9
最寄駅:JR「上野駅公園口」徒歩10分、JR「鶯谷駅南口」 徒歩10分
営業時間:9:30〜17:00
休館日:月曜日(祝日の場合は翌平日休館)、年末年始、展示替期間など
ホームページ:東京国立博物館
静嘉堂文庫美術館(せいかどうぶんこびじゅつかん)
東京都千代田区丸の内にある美術館で、三菱財閥が第2代総帥の岩崎弥之助と第4代総帥の岩崎小弥太が所有した古美術コレクションを多く収蔵しております。
国宝7件、重要文化財84件の様々な美術品が収蔵さえており、1番の見どころは日本に3点しかない国宝である「曜変天目」です。
また、重要文化財の油滴天目もございますので、2種の天目を同時に楽しめます。
曜変天目は常設ではありませんので、展示内容は常にご確認ください。
静嘉堂文庫美術館おすすめの美術品
曜変天目茶碗(国宝)
国宝である曜変天目としては最も有名なもので通称「稲葉天目」と呼ばれます。
見込みの釉景色が特に美しく、厚い黒釉の中に青色、薄紅色、白色などの結晶が輝きます。
古美術陶磁器のファンなら一度は見ておきたい品です。
油滴天目(重要文化財)
大きめの油滴紋が綺麗に入った油滴天目です。形が天目形ではなく、端反り形なのは大変珍しい。
藤田家から岩崎家へ伝来したものと言われています。
大井戸茶碗 銘 越後(重要文化財)
高麗の井戸茶碗では珍しい重要文化財です。歪みのほとんどない整った形ですが、腰から胴にかけて力強い轆轤目が入ります。
見どころは堂々とした高台で、とても立体感のある梅花皮が特徴です。
住所:〒100-0005 東京都千代田区丸の内2-1-1 明治生命館1F
最寄駅:地下鉄千代田線「二重橋前駅」3番出口直結、JR「東京駅 丸の内南口」 徒歩5分
営業時間:10:00〜17:00(金曜日は10:00〜18:00)
休館日:月曜日(祝日の場合は翌平日休館)、年末年始、展示替期間など
ホームページ:静嘉堂文庫美術館
三井記念美術館(みついきねんびじゅつかん)
東京都中央区日本橋室町にある美術館で旧財閥三井家の伝来品を収蔵展示するために設立されました。
国宝7件、重要文化財22件を収蔵します。
中でも日本の陶磁器数少ない国宝のひとつである志野茶碗「卯花墻(うのはながき」が注目です。
他にも重要文化財で楽茶碗や鸞天目など他ではなかなか見ることができない茶碗がございます。
三井記念美術館おすすめの美術品
志野茶碗 銘 卯花墻(国宝)
国焼き(日本製)の陶磁器の数少ない国宝であるうちの一つで、茶碗は本阿弥光悦の白楽茶碗(銘不二山)とこの卯花墻しかございません。美濃の牟田洞窯で焼かれ、志野茶碗らしい歪んだ器形と大胆な鉄絵は織部好みに通じます。江戸の冬木家より明治20年ごろに室町三井家に移りました。
唐物肩衝茶入 北野(重要文化財)
中国南宋に作られた茶入で、胴が張り、肩が角張った、いわゆる肩衝形の茶入です。
天下三肩衝の一つである、「重文・唐物肩衝茶入(銘初花)」に類似する理想的な形で、重要文化財で数少ない肩衝の茶入です。
鸞天目茶碗(重要文化財)
鉄釉を施した茶碗に型を置き、黄色の釉薬で吉鳥である鸞を模様に配した茶碗です。
玳玻天目(たいひてんもく)とも呼ばれ、その中でも茶の湯の世界では鸞天目を第一としていました。
数少ない美術館で見れる玳玻天目になります。
住所:〒103-0022 東京都中央区日本橋室町二丁目1番1号 三井本館7階
最寄駅:東京メトロ銀座線「三越前駅」徒歩1分、都営浅草線「日本橋駅」徒歩6分
営業時間:10:00〜17:00
休館日:月曜日、臨時休館あり
ホームページ:三井記念美術館
根津美術館(ねづびじゅつかん)
東京都港区南青山にある美術館で、茶人であった初代館長・根津嘉一郎の所蔵した日本・東洋の古美術品コレクションが展示されています。
国宝7件、重要文化財87件を含む7000件を超える美術品が収蔵されています。
国宝に陶磁器はなく、絵画がほとんどでございますが、茶の湯に携わっていた尾形光琳などの屏風絵などは是非見ていただきたいです。
陶磁器の重要文化財は大変多く、中国青磁や染付のものはもちろん、茶の湯で珍重された高麗茶碗が多くございます。
また、考古として中国の青銅を見ることもでき、中国の陶磁器との関係性を学ぶこともできます。
根津美術館おすすめの美術品
青磁筍花生(重要文化財)
瓶の首から胴にかけて節のような装飾が施されたもので筍に似ていることから名付けられました。
龍泉窯らしい見事な釉調の優品で、中国を代表する青磁瓶としておすすめです。
雨漏茶碗(重要文化財)
姫路坂池に伝わったとされる堅手茶碗です。透明釉が厚くかけられるが、やけが柔らかく、気泡から滲み出て雨漏りのような斑紋となっています。
青井戸茶碗 銘 柴田(重要文化財)
織田信長から柴田勝家が拝領したため、「柴田」と呼ばれます。
大きく開いた美しい茶碗で、内側のろくろ目と外側のヘラ目が強調され力強い印象です。
淡い琵琶色の釉薬の中に、一部青い釉薬が見られます。
曜変天目(重要美術品)
箱の蓋裏に「曜変」と小堀遠州の書付があるが、油滴天目との見方もされる茶碗です。
典型的な天目形で、全体に油滴紋が入ります。この油滴紋はやや赤いものや水色に輝くのが特徴で、他の油滴天目と違った景色が見れます。
住所:〒107-0062 東京都港区南青山6丁目5−1
最寄駅:地下鉄銀座線・半蔵門線・千代田線「表参道駅」徒歩8分
営業時間:10:00〜17:00
休館日:月曜日(祝日の場合は翌平日休館)、年末年始、展示替期間など
ホームページ:根津美術館
出光美術館(いでみつびじゅつかん)
東京都千代田区丸の内の帝国劇場と同じ帝劇ビル内にあり、館内のロビーからは皇居外苑が一望できます。
出光興産創業者である出光佐三の収集した美術品を展示するために開館されました。
日本・東洋の美術品が中心で、陶磁器、絵画、書跡などが国宝2件、重要文化財57件が収蔵されます。
陶磁器としては唐津焼や色絵が多いのが特徴です。
福岡県北九州市に分館である門司もございます。
出光美術館おすすめの美術品
絵唐津柿文三耳壺(重要文化財)
桃山時代に焼かれた唐津でふっくらと優美な姿に、丁寧な細工、濃く発色した樹木が描かれます。
日用品が多かった唐津の中では丁寧で珍しい造形です。
色絵花鳥文八角共蓋壺(重要文化財)
江戸時代に作られた世界最大級の柿右衛門壺といわれており、沈香壺(じんこうつぼ)形と呼ばれる堂々たる器形です。
梅・牡丹・竹・菊の花小鳥を、明るく澄んだ色調で描きだしています。柿右衛門の大作といえる作品です。
住所:〒100-0005 東京都千代田区丸の内3-1-1 帝劇ビル9階
最寄駅:JR「有楽町駅」徒歩5分、東京メトロ有楽町線「有楽町駅」徒歩3分、都営三田線「日比谷駅」徒歩3分
営業時間:10:00〜17:00
休館日:月曜日(祝日の場合は翌日休館)、年末年始、展示替期間など
公式ホームページ:出光美術館
サントリー美術館
東京都港区赤坂にある、飲料メーカーのサントリー社長・佐治敬三が開館した美術館です。
「生活の中の美」をテーマとして集められた美術品が特徴です。
陶磁器おいては日本のもので江戸時代の、絵付されたものや色鮮やかなものが多い傾向にございます。
サントリー美術館おすすめの美術品
色絵五艘船文独楽形鉢(重要文化財)
江戸時代に焼かれた伊万里焼(有田)で、口径37cmと大型の鉢に計5艘のオランダ船と西欧風の牡丹文やオランダ人が細かく描かれます。
金襴手の国内向け最高級色絵磁器の代表的作品になります。
染付松樹文三脚大皿(重要文化財)
江戸時代の佐賀藩の藩窯である「鍋島藩窯」で焼かれた最高級の磁器を鍋島焼きと言います。
大小の皿類などは徳川将軍家に献上品とされました。染付にて皿の縁に沿った松樹が大きく描かれます。
住所:〒107-8643 東京都港区赤坂9-7-4 東京ミッドタウン ガレリア3階
最寄駅:都営地下鉄大江戸線・東京メトロ日比谷線「六本木駅」直結
営業時間:10:00〜18:00(金土は20時まで開館)
休館日:火曜日、展示替期間、年末年始
公式ホームページ:サントリー美術館
畠山記念館(はたけやまきねんかん)
※2023年5月現在、施設改築のため休館中
東京都港区白金台にある、茶道具を中心とした東洋の美術館です。
数多くの重要文化財である茶碗や陶磁器を有しており、特に安土桃山時代〜江戸時代の茶の湯の名品が多く見れます。
陶磁器で特に茶の湯に関心がある方にはとくにおすすめです。
畠山記念館おすすめの美術品
井戸茶碗 銘 細川(重要文化財)
かつて細川三斎(細川忠興)が所有していた茶碗で「天下三井戸」と称されてきた大井戸茶碗です。
轆轤目の残るゆるやかで優美な碗形で、やや赤みがかかった明るい琵琶色の釉薬がかかります。
高くくっきりとした高台に鮮やかな梅花皮が出ています。
赤楽茶碗 銘 早船(重要文化財)
初代長次郎作の「長次郎七種」に数えられる赤楽茶碗で、これが現存する唯一です。
公園から腰回りまで長い貫入があり、黒漆で繕いが施されています。
胴から高台にかけて山形の青鼠色の釉流れが特徴的な景色となっています。
利休が茶会のために高麗から早船で取り寄せたことから名付けられました。
赤楽茶碗 銘 雪峯(重要文化財)
本阿弥光悦作の赤楽茶碗で「光悦七種」の一つに数えられます。
厚めで鞠のような丸い形をしております。
胴から高台にかけて太くて大きな火割れがあり、金粉漆繕いがされています。
口縁から胴にかけられた白釉を雪に、火割れを雪解けの渓流になぞらえてこの名が付けられたと言われてます。
住所:〒108-0071 東京都港区白金台2丁目20−12
最寄駅:都営地下鉄「高輪台駅」徒歩5分
営業時間:現在休館中(2023年5月現在)
休館日:現在休館中(2023年5月現在)
公式ホームページ:畠山記念館
泉屋博古館東京(せんおくはくこかんとうきょう)
東京都港区六本木にある美術館です。住友家旧蔵の美術品を保存、公開するため設立された京都にある泉屋博古館の分館にあたります。
中国古代青銅器をはじめ、書画、絵画、近代陶磁器、茶道具など国宝2件、重要文化財19件、重要美術品60件を含む3,500件を超える美術品を収蔵します。
京都と東京の2都市でそれぞれに地域の特性も活かし、様々な展覧会を楽しむことができます。
青銅器は陶磁器の元となったものも多く、歴史史料として大変貴重な品を見ることができます。
陶磁器は13〜16世紀の中国・朝鮮半島の茶道具を中心に明治〜大正の近代の絵付陶磁器がございます。
泉屋博古館東京おすすめの美術品
小井戸茶碗 銘六地蔵
手に収まるやや小ぶりの井戸茶碗で、明るいびわ色が美しく、高台周辺の変化に富んだカイラギ(釉ちぢみ)が特徴的です。
小堀遠州が愛した高麗茶碗として知られ、京都伏見の六地蔵で入手したことが銘の由来とされます。
オランダ東インド会社のVOCマークなどが織り出された紅毛裂の仕覆も見どころです。
唐物文琳茶入 銘若草
肩から胴へと緩やかに膨らむころんとした愛らしい形が特徴的です。
後陽成天皇ゆかりの唐物茶入であり、釉薬の景色が和歌の「うすくこき野へのみとりのわか草に跡まてみゆる雪のむら消」を連想したことが銘の由来となっています。
葆光彩磁珍果文花瓶(重要文化財)
明治から大正にかけて活躍した陶芸家である板谷波山の作品で、「葆光釉」と名づけられた独自の釉薬が用いられています。
「光を包み込む」という意味の通り、柔らかく品のある色調が特徴的な作品で、第57回日本美術協会展で最高賞を受賞したものです。
住所: 〒 106-0032 東京都港区六本木1丁目5番地1号
最寄駅: 東京メトロ南北線「六本木一丁目駅」徒歩3分、東京メトロ日比谷線「神谷町駅」徒歩10分
営業時間:11:00〜18:00
休館日:月曜日(祝日の場合は翌平日)、年末年始、展示替期間など
公式ホームページ:泉屋博古館東京
五島美術館(ごとうびじゅつかん)
東京都世田谷区上野毛にある美術館で、日本・東洋を中心とした美術品がござます。
「源氏物語絵巻」などの絵画が有名で豊富な美術館ですが、重要文化財として陶磁器が4点ございます。
砧青磁鳳凰耳花生、金襴手透彫花鳥文仙盞瓶、鼠志野亀甲文茶碗、古伊賀水指などを収蔵しています。
住所: 〒158-8510 東京都世田谷区上野毛3-9-25
最寄駅: 東急・大井町線「上野毛駅」徒歩5分
営業時間:10:00〜17:00
休館日:月曜日(祝日の場合は翌平日)、年末年始、夏期整備期間、展示替期間など
公式ホームページ:五島美術館
戸栗美術館(とぐりびじゅつかん)
東京都渋谷区松濤にある美術館で創設者である戸栗亨が収集してきた陶磁器を保存するために設立されました。
伊万里、鍋島といった日本の染付の陶磁器や中国・朝鮮などの陶磁器など約7000点が保存されています。
日本でも数少ない陶磁器専門の美術館です。
住所:〒150-0046 東京都渋谷区松濤1-11-3
最寄駅:各線「渋谷駅」ハチ公口 徒歩15分、京王井の頭線「神泉駅」徒歩10分
営業時間:10:00〜17:00(金土は20時まで開館)
休館日:月・火曜日、年末年始、展示替期間など
公式ホームページ:戸栗美術館
早稲田大学會津八一記念博物館(わせだだいがくあいづやいちきねんかん)
東京都新宿区西早稲田にある早稲田大学内に「會津八一記念博物館」はございます。
會津八一のコレクションをはじめ、考古学の発掘資料や近代の美術作品などが展示されています。
陶磁器としては三彩駱駝や色絵花鳥図蓋付大壺などが収蔵されています。入館料は無料です。
住所:〒162-0051 東京都新宿区西早稲田1-6-1 早稲田キャンパス2号館
最寄駅:東京メトロ東西線「早稲田駅」徒歩5分
営業時間:10:00〜17:00
休館日:原則水曜日・大学の臨時休業日、年末年始、8月、2月など
公式ホームページ:早稲田大学會津八一記念博物館
松岡美術館(まつおかびじゅつかん)
東京都港区白金台にある美術館です。
青花磁器の名品「青花双鳳草虫図八角瓶」や「青花龍唐草文天球瓶」が収蔵されます。
中でも「青花龍唐草文天球瓶」は1974年のサザビーズオークションで42万ポンド(当時の日本円で2億5千万円)という当時の最高値をつけたものです。
住所:〒108-0071 東京都港区白金台5-12-6
最寄駅:東京目メトロ南北線・都営地下鉄三田線「白金大駅」徒歩7分、JR「目黒駅」徒歩15分
営業時間:10:00〜17:00
休館日:月曜日(祝日の場合は翌平日)、年末年始、展示替期間など
公式ホームページ:松岡美術館
日本民藝館(にほんみんげいかん)
東京都目黒区駒場にある博物館です。日本の古陶磁や近現代の陶磁器などを約3800点が収蔵されております。
所蔵品のほとんどが江戸時代から現代に至る民窯(民間用窯)で焼かれたものです。
伊万里・唐津・小代・薩摩などの九州の陶磁器や、瀬戸・美濃、丹波の陶磁器を見ることができます。
住所:〒153-0041 東京都目黒区駒場4丁目3番33号
最寄駅:京王井の頭線「駒場東大前駅」徒歩7分、小田急線「東北沢駅」徒歩15分
営業時間:10:00〜17:00
休館日:月曜日(祝日の場合は翌平日)、年末年始、陳列替え等に伴う臨時休館あり
公式ホームページ:日本民藝館
家で楽しみたいならオンライン美術館もおすすめ
陶磁器の美術品を家でも楽しみたい、遠くに住んでいるから行くのが難しい、そういった方には当オンライン美術館もおすすめです。
「陶磁オンライン美術館」は中国・日本・朝鮮半島などの東洋の古美術陶磁器を美麗な写真を掲載しております。
写真はさまざまな角度で撮影し、展示されている美術館では見ることのできない高台(底)までじっくりと鑑賞ができます。
これから美術館をめぐる事前の勉強にもなりますので是非ご覧くださいませ。
コメント