越州窯は中国の浙江省慈渓市やその周辺にあった陶窯、およびこの地域で作られた青磁の総称です。 この地域が古くには「越国」と呼ばれていたことからこの名前がつけられました。 東洋最古の磁窯とも言われており、その歴史は1000年以上にものぼります。 越州窯の青磁は灰褐色やオリーブ色をしており、現代の青磁の礎です。 淡い緑色の上品な色合いの青磁は、日本にも伝わりました。