古代中国の祭祀用に使われた玉器のことを琮(そう)と言います。
形状は四角の柱状で長軸方向に円形の穴が貫通しています。
これは高さが低く、筆を洗うなどの目的で製作されたと考えられます。
琮は様々な形状のものがあり、洗の他にも瓶などがございます。
宋代官窯に焼かれた青磁であり、青磁釉薬が酸化焼成することにより黄色になります。
青磁と聞くと青色系統を想像しますが、黄色のものもございます。
その色が稲穂にいていることから「米色青磁」と呼ばれておいます。
当時の窯は現代の電気釜のような細かな酸素のコントロールが難しかったため、米色青磁を確実に作れるわけではなく青緑色の青磁に比べ10分の1程度の割合でしかございません。
特に琮式で米色青磁は珍しい品になります。
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Made in the Song dynasty.
It is small because it is thought to have been used to wash the brush.
It was difficult to control oxygen in the kiln at that time, and the amount of rice-colored celadon was only about one-tenth that of blue celadon.
名称 | 官窯 米色青磁琮式洗 |
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時代 | 中国・宋時代(960〜1279年) |
国 | 中国 |
地域・窯 | 南宋官窯 |
寸法 | 高3.5cm、幅9cm |
分類 | 陶磁器 |
釉薬 | 青磁 |
所有者 | WD Collection |
管理番号 | 000006 |
Title | Celadon jade object |
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Period | Song dynasty (960–1279) |
Culture | China |
Area/Kiln | Guan ware |
Dimensions | H. 1 3/8 in. ; W. 3 9/16 in. ; |
Classification | Ceramics |
Glaze | Celadon |
owner | WD Collection |
Number | 000006 |
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