「たでひやじるてんもく」と読みます。
胎土の様子から共に南宋頃に建窯または磁州窯で製作された茶碗であり、建盞と形状、大きさ、重さ同様です。
実のところ骨董品としての蓼冷汁天目はほとんどなく、そのため定義は曖昧であり、釉薬が透けて素地が見えることや釉薬の窯変現象で緑色になるものを呼んでいます。そのことから「緑天目(みどりてんもく)」とも呼ばれております。
束口付近から下にかけて釉薬が垂れており、そのことによって釉薬の厚みの違いによる模様ができておりとても美しいです。
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It is also called “Midori Tenmoku”.
It is a bowl made from Jian ware to the Southern Song Dynasty in Jian ware or Cizhou ware, and has the same shape, size, and weight as Jian ware.
名称 |
蓼冷汁天目(たでひやじるてんもく) |
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時代 | 中国・宋時代(960〜1279年) |
国 | 中国 |
地域・窯 | 建窯 |
寸法 | 高6.5cm、口径12cm、高台径4cm |
分類 | 陶磁器 |
釉薬 | 灰釉 |
所有者 | WD Collection |
管理番号 | 000009 |
Title | Jianware “Green Tenmoku” |
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Period | Song dynasty (960–1279) |
Culture | China |
Area/Kiln | Jian ware |
Dimensions | H. 2 9/16 in. ; Diam. 4 3/4 in. ; Diam. of foot 1 9/16 in. |
Classification | Ceramics |
Glaze | Ash Glaze |
owner | WD Collection |
Number | 000009 |
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