「たいひてんもく らんてんもく」と読み、宋代の吉州窯で作られた天目茶碗です。
見込みに1対の鸞(らん)と梅花の模様があしらわれていることから鸞天目(らんてんもく)、鸞紋碗(らんもんわん)呼ばれています。
鸞とは中国の空想上の鳥のことで鳳凰のようなものです。
この模様は黒釉を施した後に型紙を置いて黄白色の釉薬をかけることで描いています。
多くの鸞天目は模様の部分を黒く残し周りを黄白色の釉薬にするが、この天目は模様の部分を黄白色にし周りを黒くしていて珍しい品です。
外側は鼈甲風の釉調をしております。
形状は緩やかに広がり漏斗状に開いてはいるが、建窯のものより低く、敞口碗に近いです。
また、大きさは建窯などの天目茶碗と比べる小ぶりで、器胎がより薄くできており、高台も低くなっています。
江西省、吉州窯を代表する天目茶碗の一つです。
玳玻天目は鸞天目の他にも見込みも鼈甲模様のものもあります。
—
It is expected to have a pair of luan and plum blossom patterns.
Luan is a fantasy bird in China, similar to a phoenix.
This pattern is drawn by applying a black glaze, then placing a pattern and applying a yellow-white glaze.
The outside is a tortoiseshell pattern.
In addition, the size is smaller than that of Tenmoku tea bowls such as Jian ware, and the body is thinner and the foot is lower.
It is one of the Tenmoku tea bowls that represent the kiln in Jiangxi province.
| 名称 | 玳玻天目 鸞天目 |
|---|---|
| 時代 | 中国・宋時代(960〜1279年) |
| 国 | 中国 |
| 地域・窯 | 吉州窯 |
| 寸法 | 高5.3cm、口径12.7cm、高台径3.7cm |
| 分類 | 陶磁器 |
| 釉薬 | 鉄釉・黒釉 |
| 所有者 | WD Collection |
| 管理番号 | 000011 |
| Title | Tenmoku Tea bowl with “phoenix” Design |
|---|---|
| Period | Song dynasty (960–1279) |
| Culture | China |
| Area/Kiln | Jizhou ware |
| Dimensions | H. 2 1/16 in. ; Diam. 5 in. ; Diam. of foot 1 7/16 in. |
| Classification | Ceramics |
| Glaze | Iron Glaze(Black) |
| owner | WD Collection |
| Number | 000011 |
関連コラム
吉州窯について詳しくはこちらのページがおすすめです
中国宋代を代表する吉州窯では日本では天目茶碗の窯として有名であり、建窯と双璧をなす窯です。 玳玻天目や木葉天目など手の込んだ天目茶碗は建窯にはない独自性から大変人気を博します。 美しい天目茶碗を生み出した吉州窯の特徴や歴史を、吉州窯の陶磁器の写真を交えて解説いたします。 ページの最後に当美術館...