甑(こしき)が短く、少し捻り返す形の口作りです。
甑から曲線的に肩につながり、緩やかに屈折する肩衝で、胴の中程が櫛目をつけてくびれます。
腰をヘラで粗く削り斜めに筋状のヘラ跡が鋭く付けられます。
底は平だだがやや窪んでおり、金重窯と思われる分銅形の窯印が付けられます。
古備前らしく焼き締められ、艶のない黒色の肌に上面と肩から胴にかけて一部に自然釉による黄褐色の胡麻が降りかかります。
焼き締めの古備前は自然釉による景色が魅力ですが当品はとてもさりげなく、古備前そのものの魅力を感じることができます。
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The neck is short and the mouth is edged.
The shoulders are gently bent and the middle of the body is hollowed out with comb marks.
The waist has been roughly scraped with a spatula, leaving sharp diagonal spatula marks.
The base is flat but slightly hollow and bears a mark that appears to be from the Kaneshige kiln.
It is fired like Old Bizen, with a matte black skin and a yellowish brown natural glaze on the top and in some areas from the shoulders to the body.
The appeal of fired Old Bizen is the natural glaze, but this piece is very subtle, allowing you to feel the charm of Old Bizen itself.
| 名称 |
古備前胴締茶入 |
|---|---|
| 時代 | 桃山〜江戸時代(1603〜1868年) |
| 国 | 日本 |
| 地域・窯 | 備前焼 |
| 寸法 | 高8.5cm、幅6.6cm |
| 分類 | 陶器 |
| 釉薬 | 白磁 |
| 所有者 | WD Collection |
| 管理番号 | 000125 |
| Title | Old Bizen Tea container |
|---|---|
| Period | Momoyama – Edo period(1603 – 1868) |
| Culture | Japan |
| Area/Kiln | Bizen ware |
| Dimensions | H. 3 3/8 in. ; Diam. 2 1/2 in. |
| Classification | Pottery |
| Glaze | White porcelain |
| owner | WD Collection |
| Number | 000125 |
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