天目茶碗

油滴天目 – Tenmoku Oil Spot

天目茶碗

油滴天目 – Tenmoku Oil Spot

中国(China)

11世紀(11th century)

模様が油滴紋のような大粒な光り方をしているため油滴天目としていますが、紋様が垂れていることから禾目天目(兎毫盞)とも言えます。
重要文化財となっている油滴天目も禾目天目と区別がつきにくいものが多いです。
油滴天目は窯の中で窯変反応をし釉薬に成分が結晶化して、水面に浮かぶ油の滴に見えることからそう呼ばれています。
この言葉は日本が独自でつけたものであり、中国では鳥である鷓鴣の模様に似ていることから鷓鴣斑と呼ばれていました。
高台脇の釉流れが大きく、建窯の天目茶碗の施釉がとても厚いことがわかります。
喫茶用の天目としてはやや小ぶりな器となります。


The pattern shines like an oil spot.
Since the pattern hangs down, it is also a Hare’s-Fur Glaze.
You can see that the glaze flow is large and the glaze is very thick.
It’s small for Tenmoku.

名称 油滴天目
時代 中国・宋時代(960〜1279年)
中国
地域・窯 建窯
寸法 高5.5cm、口径8.8cm、高台径3cm
分類 陶磁器
釉薬 鉄釉・黒釉
所有者 WD Collection
管理番号 000005
Title Tenmokku Tea Bowl with “Oil-Spot”
Period Song dynasty (960–1279)
Culture China
Area/Kiln Jian ware
Dimensions H. 2 3/16 in. ; Diam. 3 1/2 in. ; Diam. of foot 1 3/16 in.
Classification Ceramics
Glaze Iron Glaze(Black)
owner WD Collection
Number 000005

関連コラム

建窯や油滴天目について詳しくはこちらのページがおすすめです



TOP
HOME CONTACT Instagram SHOP